2 4(ツーバイフォー工法)の特徴と長所・短所

ツーバイフォー工法の良いとこ悪いとこ

2×4工法の住宅について

  

2 4(ツーバイフォー工法)とは

一般的にツーバイフォー工法(2×4工法、204工法)などと呼ばれている工法は、正確には木構造のうちの枠組壁工法という分類に入るものです。

北米で生まれた工法で、壁を構成する木材が2インチ×4インチという寸法から製材したものが採用されるケースが多いことと、この工法を採用した住宅生産会社が加盟する日本最大の団体が「社団法人 日本ツーバイフォー建築協会」という名称であることなどからツーバイフォー工法と呼ばれることが多くなりました。

しかしながら、この工法名称は和製英語であり、発祥の本国(アメリカ、カナダ)では現在の工法をプラットフォーム工法と呼んでいます。

熟練した技術者が乏しかった開拓時代の北米で生まれ、合理化を重ねた結果として現在のプラットフォーム工法となりました。
前身のバルーン・フレーム工法で建築されたのが札幌の時計台であるのは有名です。

ツーバイフォー工法 vs 在来工法

バルーン・フレーム工法やプラットフォーム工法の意味についてはここでは省きます。 また、上記のように「ツーバイフォー工法」という呼び方も本当は正しくないのですが、一般的にイメージしやすいツーバイフォー工法という呼び方で説明させて頂きます。(住宅会社によっては「うちはツーバイフォーより強いツーバイシックスです」と言うかもしれませんが)

さて、よく出る質問に「ツーバイフォー工法と在来工法はどっちが良いんですか?」というものが有ります。 構造的にどちらの方が丈夫なのかを確かめたいケースが多いのかと思います。 住宅購入を検討されている大多数である素人の方としてはもっともな質問です。
しかし、この質問に対する住宅供給者の答えは大体いつも同じです。
 ・ツーバイフォー工法の会社の答え・・・ツーバイフォー工法は「面」で支え、モノコック構造なので丈夫です。
 ・在来工法の会社の答え・・・在来工法は日本の伝統的な工法なので、日本の気候や地震に対して適しています。
このような殆ど同じ回答が帰ってきますが、どちらも正しくありません。 「在来工法は日本の伝統的な・・・」の答えに至っては完全に嘘でごまかしです。

1978年の宮城県沖地震を機に国土交通省(当時の建設省)はやっと木造住宅の構造強度評価に力を入れ始め、1995年の阪神淡路大震災以降は多くの研究機関や団体が実験を行ってきました。 これらの結果から、想定される地震の揺れに対して必要十分な強度をもっていることが実証されています。

「モノコック構造なので丈夫」は間違いではありませんが、現在ではどの工法でも丈夫です(ちゃんと施工していれば・・・)。
「在来工法は日本の伝統的な」は完全に間違いで、現在在来工法と呼ばれている工法は戦後生まれです。 ちなみに在来工法は正確には木構造のうちの軸組工法という名称です。
また、日本の伝統的な工法は伝統構法といわれるもので、在来工法とは全くの別物です。 法隆寺などの歴史的建造物は伝統構法で建てられており、木の特長を最大限に活かした複雑な組合せを実現できる熟練した本当の匠だけがなしえる技です。 現在言われる免震・制震構造にもなっています。 戸建住宅に採用するのは、費用・工期・維持管理の面などから非現実的です。 暖かい住まいも望めません。

本題の”ツーバイフォー工法と在来工法はどっちが良いか”についてですが、構造的な明快さ、検査のし易さ、工法そのもののマニュアル化という面からツーバイフォー工法に軍配が上がると思います。

2 4(ツーバイフォー工法)は暖かい?

結論からいうと暖かいです。 正確には”暖かく作ることが簡単”です。
詳しく説明すると本が一冊書けてしまう位になるので省きますが、とにかく断熱材をきっちりと施工するし易さや気密(屋内外の空気の遮断)施工にし易さが在来工法とは比べ物にならないくらい簡単にできます。 また、断熱・気密施工の重要さを理解している職人が多いのもツーバーフォー工法の特徴です。

2 4(ツーバイフォー工法)の住宅会社選び

在来工法の住宅会社にも良心的でしっかりとしたポリシーを持ち、良い作りの住宅を供給しているところは沢山有りますし、工法を否定するつもりはありません。
ただ、あなたが木造住宅の工法に素人で、専門家に打合せや工事の検査に頻繁に立ち会ってもらえる状況にはなく、親類や知人が在来工法の住宅会社いるなどの特別な事情が無いのなら、上記のような確率の面から2 4(ツーバイフォー工法)の住宅をおすすめしたいと思います。

そして上記に出てきたような質問を営業担当者だけでなく、設計や工事の担当者にもしてみて下さい。 全員が納得のいく回答をしてくれるケースは稀ですが、どの担当者も答えを面倒がったり、だれも納得のいく回答をくれないようなら社員教育に問題=職人教育にも問題がある可能性が高いです。 それから契約してしまう前になるべく多く工事現場(職人が入っている工事中)を見学し、職人の感じは良いか、現場の整頓は行き届いているかを確認して下さい。
専門的なことの良し悪しをチェックすることは無理でも、そのようなことから会社の姿勢というものが判断出来ます。

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